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揚水ポンプについて
(第二回 濾過槽の自作法(前編)の補足説明)

 ここで、ポンプについて補足の注意事項を一点あげておきたいと思います。
もし、現在、ご自宅に灯籠型の循環ポンプをお持ちではなく、私の記事をきっかけに、他の材料と同時に、これからポンプの購入も行おうと考えておられる方がございましたら、その場合には、できれば水の循環を目的とする灯籠型のポンプではなく、それよりも水を持ち上げる能力の大きい、汲み揚げ用の揚水ポンプを選択していただければと思います。
 揚水ポンプと簡単に一言で言ってしまいましたが、ポンプの能力を現す数値の一つに「揚程」という項目があります。ポンプのカタログを見ていただければ、「最大揚程○○cm」といった記載の仕方で、そのポンプが水面から垂直にどの程度の高さまで水を持ち上げる能力を持っているかが示されているはずです。
 あくまで、ポンプメーカーが試験的に好条件のもとで計測したカタログ値ですので、配管上のロスなどにより、実際の揚程はその値以下になることと思いますが、それでもこの数値の大小が、ポンプの能力の善し悪しを示していて、機種選択の一つの指標となるであろうことはわかると思います。
 その他の指標としては、ポンプの大きさや値段、消費電力量などがあげられますが、それらを総合的に検討した上で、金銭的な事情が許す範囲内で、なるべく揚程の能力値が高いポンプを選択していただきたいという補足説明なのです。
 なぜ、そのようなことを補足するのかと言いますと、水面から水を高く揚げられれば揚げられるほど、水の吐き出し口もまた、高い位置に設定することができるためです。水の吐き出し口が高い位置にあるということは、要するに、その水を受けるための濾過槽(今回の場合は衣装ケースということになりますが)を、より多く積み上げることが可能になります。濾過能力は、濾過槽の容量が多いか少ないかに比例しますので、高い位置から複数の濾過槽を水が通過する仕組みをとれる方が濾過能力を高くできます。できれば揚程の低い灯籠型の循環ポンプより、揚水ポンプを選択してほしいというお話をしたのは、以上の理由からです。
 とはいえ、灯籠型の循環ポンプは、ホームセンターなどの量販店で安ければ1万円前後で手に入れることが可能ですが、揚水ポンプは、錦鯉専門店や通信販売、インターネット販売などで、3万円から5万円程度と、それなりの金額がいたしますので、その購入を無理にすすめるものではありません。あくまで選択肢の一つとして、金銭的な余裕が許す範囲内で、なるべく揚程の高いポンプを選択していただければと思います。



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